2022年7月13日にとうとう第二部が始まるチェンソーマン。
チェンソーマン第一部でそのブッ飛んだ世界観や魅力的なキャラクターの虜になった人も多いのではないでしょうか?
そんなブッ飛んだ作品を作った作者・藤本タツキ先生ってどんな人か気になりませんか?
あんなメチャクチャなスゴイ作品を描いた人だから、やっぱり変な人なのかなぁ?
ヤバいエピソードも多いけどwチェンソーマンとはまた違う感じの良作もありオススメですよ。
そこで今回は藤本タツキ先生について面白い(ヤバい?)エピソードや過去作品をまじえて紹介していきます♪
目次
チェンソーマン作者・藤本タツキについて
1992年秋田県にかほ市生まれ。
子供の頃はお父さんが買ってきた「月刊少年ジャンプ(現在のジャンプSQ)」、「週刊少年チャンピオン」に連載されていた『グラップラー刃牙』や『浦安鉄筋家族』を読んで育ちます。
秋田県立仁賀保高等学校、東北芸術工科大学美術科洋画コース卒。
大学受験に向けて、近くに美大の予備校が無かったため、高齢者が通う絵画教室で勉強したそうです。
漫画家としての活動は、高校の頃からwebコミック投稿サイト「新都社」にマンガを投稿するようになります。
17歳の時に初めてジャンプSQの漫画賞に投稿・最終候補まで残り、それを機に現在の担当編集・林士平氏との関係が始まります。
その後いくつかの読切作品を経て、2016年4月から2018年1月まで「ファイアパンチ」の連載。
「ファイアパンチ」はSNSを通じて話題を呼び大ヒット、「このマンガがすごい!2017」オトコ編3位に輝くなど高い評価を得ます。
その後、2018年12月より少年ジャンプで「チェンソーマン」を連載開始。
コミックス累計発行部数1200万部を超える大ヒット、「このマンガがすごい!2021」オトコ編1位に輝きます。
チェンソーマンは第一部「公安編」が2020年12月に完結。
第二部が2022年7月13日よりジャンプ+で連載開始、さらに2022年スタートでアニメ化も決定しており、いま最も注目されている漫画家の一人です。
天才?奇人?藤本タツキの面白い(ヤバい?)エピソード3選
いま最も注目されている漫画家・藤本タツキ先生ですがその作風同様、作者本人もブッ飛んだエピソードが多くあります。
今回はその中でも僕がヤバい!面白い!と思ったエピソードを厳選して3つ紹介します!
ながやまこはるちゃんTwitter事件
面白い(ヤバい?)エピソードの多い藤本タツキ先生の逸話の中でも、最もブッ飛んでいるのが「ながやまこはるちゃん事件」です。
ファイアパンチ連載前、担当編集・林士平さんが藤本タツキの妹を名乗る「ながやまこはる」なる者のtwitterアカウントを見つけます。
そのアカウントでは、ファイアパンチの連載開始情報やお兄ちゃんのアシスタント募集など、まるで関係者のようなツィートがされていました。
百戦錬磨の林さんも「サイコパスなファンがいる」って相当怖かったみたいです。
林さんが「関係者を騙るツイート」があるとして訴訟も視野に藤本先生に相談したところ・・・
「・・・それ僕です」と藤本先生。
なんと「藤本タツキの妹」になりすました藤本タツキ本人のtwitterだったんです。
これには林さんも相当困惑したようで以下のように語ってます。
めちゃくちゃ動揺した記憶がありますよ笑。何で?どうして?何のために?って思ったからね。
そりゃ動揺するわッ!!(さすがに担当編集には言っとけw)
でもめっちゃ面白いですよね。もうこの二人のやり取り想像しただけで笑えますもんw。
他にもお二人のインタビュー記事とか読むと本当に楽しそうで、いい信頼関係があると分かります。
藤本先生の引っ越し先の相談までしてるって、ほんとに仲良し♪
ちなみに林士平さんといえば、藤本タツキ先生の他にもSPY×FAMILY(遠藤達哉)やダンダダン(龍幸伸)も担当する集英社の超敏腕編集者です。
藤本先生は林さんを相当信頼しているようで、チェンソーマン第二部がジャンプ+での連載になったのも林さんがジャンプ+の副編集長になったからとも噂されているほどです。
その後もながやまこはるちゃんのTwitterには、こはるちゃんオススメの漫画や美味しかった食べ物など日常の出来事と、たま~にお兄ちゃんの作品の情報や書下ろしイラストなどをツイートされています♪
現在フォロワーはなんと35万人超えで、ジャンプ誌内でも「お得情報いっぱいの作者の妹Twitter」として紹介されてましたw
まるでデンジ?17歳の自分に「拾ったモノを食べるな」
ファイアパンチ連載時、特別読切として17歳時の初ジャンプSQ漫画賞投稿作「庭には二羽ニワトリがいた。」がコメンタリーとともに掲載されました。
そのコメンタリーの最後、「現在の自分から17歳の自分に、また逆に17歳の自分から今の自分に言ってあげたいこと」を聞かれた際に藤本先生は次のように答えています。
拾ったモノを食べるな
ズコーッ!そういうことじゃない感が強いw
現在の自分から17歳の自分になのか、17歳の自分から今の自分に言った一言なのかも気になりますが・・・それともどっちもなのか?
飼っていたメダカが死んだときに、埋めようとしたメダカをなぜか食べてしまった(!!)というエピソードもあるように、拾って食べてしまうクセがあるんでしょうかw?
拾ったモノを食べるなんてまるでチェンソーマンの主人公デンジみたいです!
主人公は作者に似るべきだと思っています。主人公って作品の中でも登場シーンが一番多いじゃないですか。だから作者の感情をそのまま主人公の感情にした方が描きやすいんです。
と語っている通り、まさにデンジは作者・藤本タツキを投影しているということでしょう。
理想の女性像は「高圧的で理不尽な女性」!?
藤本タツキ先生はドMを公言されています。
藤本先生が尊敬する「無限の住人」などの沙村広明先生との対談では「高圧的で理不尽な女性が好き」と言い、さらに以下の思い出も語っています。
大学の頃に意地悪してくる女の子がいたんですが、ある日学校で僕の自転車がひっくり返っていたんですね。なんだろうと思っていたら、その女の子が「お前の自転車をひっくり返してやったぞ、ハハハ!」って言ってきて。俺はなんて幸せもんだと思いました。
引用:ジャンプSQ.2017年7月号「藤本タツキ×沙村広明奇跡の対談」
「女性キャラクターには自分の好きな要素を盛り込むべき」とも仰っているんで、マキマなんかは正に、藤本タツキの理想の女性そのものなんじゃないでしょうか?
あんな強い女性に弄ばれたいって感じなのかなw?
藤本タツキのオススメ過去作品
続いては藤本タツキ先生のチェンソーマン前とチェンソーマン第一部完結後に描かれた作品の中からオススメの作品を紹介します。
チェンソーマンのようにブッ飛んだ作品から、読者だけでなく多くの漫画家にも絶賛された青春漫画などとても幅広いジャンルで、藤本先生のほとばしる才能があふれ出しています!
ファイアパンチ
ファイアパンチあらすじ
生まれながらに奇跡を使える『祝福者』という人間がいる文明崩壊後の地球。
『氷の魔女』と呼ばれる祝福者によって氷河期をむかえ、人々は飢餓と狂気に苦しめられていた。
王国軍の兵士・ドマの奇跡「焼け朽ちるまで消えない炎」により自分の住む村と妹・ルナを失った主人公アグニだが、自らは再生能力の奇跡によって死ぬことが出来ず、体を燃やす炎の痛みに苦しみながら生き続ける。
8年かけて顔から炎を除くことに成功したアグニは、燃え続ける拳でルナの仇・ドマを塵にすることを誓うのだった・・・。
2016年4月から2018年1月までジャンプ+で連載された藤本タツキ先生初連載のダークファンタジー作品。全8巻。
先の読めないブッ飛んだ展開とグロテスクな描写がチェンソーマンにも通じる作品です。
メチャクチャ面白いんですが人肉食や宗教・近親相姦などタブー的な要素も含まれており、全く少年誌的ではないですw
チェンソーマンほどポップじゃなく、よりダークな感じですがチェンソーマン好きなら絶対楽しめる作品だと思います!
ルックバック
学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられるが…!?
引用:ジャンプ+
チェンソーマン第一部終了後、藤本タツキ先生がどうしても描きたいとして2021年7月にジャンプ+で公開された長編読切。
公開されるやいなや圧倒的な支持を得て、読切作品でありながら「このマンガがすごい!2022」のオトコ編1位を受賞しました。
本作はチェンソーマン・ファイアパンチとは全く違う作風でビックリです!高低差で耳キーンなりますw
ただ間違いなく傑作!藤本先生の漫画愛・今の時代に向けたメッセージが込められた作品だと思います。
藤本先生はネームを書く際に怒りを原動力にするそうですが、この作品からは確かに深い・静かな怒りを感じました。
『ROOKIES』などの森田まさのり先生、『のだめカンタービレ』などの二ノ宮知子先生をはじめ多くの漫画家さんも絶賛しています。
佐々木くんが銃弾止めた
あらすじ
その日、佐々木くんは『神』と崇めるほど憧れる川口先生の補習授業を受けていた。
そこに突然、銃を持っていた男が入ってくる・・・男は高校時代に川口先生にフラれた逆恨みで復讐に来たのだった。
パニックに陥る教室の中、男の銃口が川口先生に向けられ・・・!?
『藤本タツキ短編集17-21』に収録。
ファイアパンチ連載前、アルバイト代わりに読切描きまくって漫画賞の賞金で生活していた賞金稼ぎ時代?の作品です。
これもメッチャ面白いです。藤本先生の読切はどれも面白いので超オススメ♪
佐々木くんが愛の力・思い込みの力でありえないこと(・・・タイトル通りです)をするのですが、そのありえないことをまるでリアルに感じさせる作品のパワーが凄いです!
佐々木くんがアタマよさそうな見た目なのに思考がアホっぽいのもいいですw
タイトルの入るタイミングも絶妙なので必見!
藤本先生が映画好きなのは有名で、作品内でも映画的な表現やオマージュが随所に入れられてますが、このタイトルの入り方も映画っぽい感じがします♪
予言のナユタ
こちらは『藤本タツキ短編集22-26』に収録された作品。
世界を滅ぼす予言に示された妹・ナユタとその兄・ケンジの物語。
ナユタは生まれつき角が生え世界を滅ぼしうる魔法の力を持ち、理解不能な言葉を喋り、度々小動物を殺してしまいます。
ケンジはそんなナユタの行動・思考を理解出来ないながらも兄としてそばで守ろうと奮闘しますが・・・
またファンタジーな世界の話ですが、テーマは「兄と妹の絆」という普遍的なもので感情移入しやすくとても読みやすかったです。
この短編集には他にも『妹の姉』という作品も収録されており、そちらもタイトル通り『姉妹』がテーマになっています。
どちらも『(良くも悪くも)断ち切ることの出来ない兄弟姉妹の絆』を描かれている素敵な作品です。
実はこのナユタ、「ながやまこはるちゃん」だったのですw
チェンソーマンの第一部でも少~しだけで出てきており、第二部での活躍も期待されます♪
まとめ【天才・藤本タツキの今後にも目が離せない】
もうすぐチェンソーマン第二部が始まる藤本タツキ先生の面白い・ヤバいエピソードとオススメの過去作品を紹介しました。
今後チェンソーマン第二部以外にも、2022年4月にジャンプ+で公開された『さよなら絵梨』の単行本発売や、藤本先生が原作しファイアパンチのアシスタントもした遠田おと先生が描いた新作短編読切『フツーに聞いてくれ』も7月4日に公開と目が離せません。
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